『プーと大人になった僕』声の出演・堺雅人も考えさせられた くまのプーさんの“あなどれないセリフ”とは!?

2023.3.31 16:00

3月31日、あの“くまのプーさん”の実写化映画『プーと大人になった僕』(2018)が地上波初放送された。1926年に出版され、今もなお、史上最も人気の高い児童書のひとつとして、世代を超えて、世界中の人々を魅了している“クマのプーさん”。
これまで、1966年に短編映画『プーさんとはちみつ』が発表され、1968年に発表した『プーさんと大あらし』は米アカデミー賞・短編賞を受賞している。そんな“くまのプーさん”を初めて実写映画化した『プーと大人になった僕』は、子どもはもちろん、大人も癒される感動の物語だ。

本作は、少年クリストファー・ロビンが大人になり、大親友だったプーさんと奇跡の再会を果たすことで、忘れてしまった本当に“大切なモノ”を思い出す感動ドラマ。
マーク・フォースター監督いわく“プーさんは人生で本当に意味のあることは何なのかを呼び覚ましてくれる”のだという。

日本語版声優を務めた俳優・堺雅人も、「今日が1番大事」「今日が1番好き」など、プーさんのセリフには、いろんなことを考えさせられたといい、まるでお坊さんのありがたい話を聞いているみたいで「プーさんはあなどれません」とも語っている。また本作を観て子どもの相手をしていると、自身の子ども時代を思い出して、自分の小さい頃と再会しているような不思議な気持ちになったのだとか。

実は堺が演じた主人公の名前“クリストファー・ロビン”は、原作者のA・A・ミルンの一人息子の名前。“クマのプーさん”は、彼がいつも遊んでいるくまのぬいぐるみを主人公にして誕生した物語なのだ。その後も続いた作品の大ヒットで“クリストファー・ロビン”という男の名前は、少女“アリス”と並んで有名になったのだそう。

100年近く経っても色あせないプーさんの魅力、ディズニーが描く感動の友情物語をじっくりと堪能しよう。

【ストーリー】
少年クリストファー・ロビンが、“100エーカーの森”に住む親友のくまのプーや仲間たちと別れてから長い年月が経った。妻と娘と共にロンドンで仕事中心の日々を送っていたクリストファー・ロビンは、ある日、家族と実家で過ごす予定にしていた週末に、仕事を任されてしまい、会社からの難題と家族の問題に悩む。そんな折、彼の前にかつての親友プーが現れる。プーに「森の仲間たちが見つからない、一緒に探してほしいんだ」と頼まれたクリストファー・ロビンは、子どもの頃プーたちと過ごした“100 エーカーの森”へ。そこで仲間たちとの再会に喜びと懐かしい日々を感じながらも、仕事に戻らなければならないことを思い出す。「仕事って、ぼくの赤い風船より大事なの?」と、悲しむプーたち。

急いでロンドンに戻ったクリストファー・ロビンは、森に会議の重要な書類を忘れてしまう…。一方、その忘れものに気づいたプーと仲間たちは、娘のマデリンの助けを借り、親友のため、初めて“100 エーカーの森”を飛び出し、ロンドンへと向かう。
クリストファー・ロビンが忘れてしまった、本当に“大切なモノ”を届けるために――。

『プーと大人になった僕』(2018)
キャラクター原案:A・A・ミルン、E・H・シェパード
監督:マーク・フォースター
脚本:アレックス・ロス・ぺリー、トム・マッカーシー、アリソン・シュローダー
ストーリー:グレッグ・ブルッカー、マーク・スティーヴン・ジョンソン
製作総指揮:レネ・ウルフ、ジェレミー・ジョーンズ

出演 ()内は声の出演、※は英語版
クリストファー・ロビン:ユアン・マクレガー(堺雅人)
イヴリン・ロビン:ヘイリー・アトウェル(園崎未恵)
マデリン・ロビン:ブロンテ・カーマイケル(遠藤璃菜)
ジャイルズ・ウィンズロウ:マーク・ゲイティス(坂東尚樹)
プー:(かぬか光明/※ジム・カミングス)
イーヨー:(石塚勇/※ブラッド・ギャレット)
ピグレット:(小形満/※ニック・モハメッド)
ティガー:(玄田哲章/※ジム・カミングス)
ラビット:(龍田直樹/※ピーター・キャパルディ)
カンガ:(片岡富枝/※ソフィー・オコネドー)
ルー:(木村皐誠/※サラ・シーン)
オウル:(上田敏也/※トビー・ジョーンズ)

画像提供:(C)日テレ

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