阿部寛 Perfumeからのまさかの無茶ぶりに「断っていいですか…?」映画『ショウタイムセブン』ジャパンプレミアオフィシャルリポート

2025.1.24 15:00
『ショウタイムセブン』の出演者たち

阿部寛主演の映画『ショウタイムセブン』のジャパンプレミアが1月22日に都内で開催された。主演の阿部寛、共演の生見愛瑠、吉田鋼太郎、主題歌を担当するPerfume(あ~ちゃん、かしゆか、のっち)、そして渡辺一貴監督が登壇した。

本作の主人公で爆破テロ事件の交渉役に指名された「ショウタイム7」の元人気キャスター、折本眞之輔を演じた阿部。キャスター役は初挑戦となるが、「ハードルの高い役を演じながらライブ感を伝える中で、自分の演技を超える瞬間もあった」と新境地を確信し、「スタッフ・キャストの全員が一致団結した作品で、その情熱が作品に表れています」と完成に胸を張った。

爆破テロ事件に巻き込まれる「ショウタイム7」の新人アナウンサー・結城千晴役の生見は、そんな主演・阿部について「阿部さんがいるだけで現場が締まる。信じられないくらいのセリフ量をこなしていましたし、阿部さんが凄くドアップで映るシーンもあって、こんなに顔面を耐えられる方がいらっしゃるんだと思った。本当に迫力が凄くて勉強になりました」と最敬礼。これを受けて阿部は「みなさん、本編を観て確かめてください!」と受け、「過去最高のセリフ量でしたが、不思議なことにキャスターの言葉は綺麗に考えられているので、意外と覚えられて自分でもビックリした」とセリフ覚えに苦労はなかったと明かした。

視聴率が全ての「ショウタイム7」のプロデューサー・東海林剛史役の吉田は「ステレオタイプなプロデューサーになりがちだと思ったので、そこに自分の個性を乗せて、どのようなキャラクターが出来上がるのかと楽しみながら演じました」と役作りを回想。撮影では渡辺監督のこだわりから長回しが多用され、NGが出ると一からやり直しと言う厳しいスタイルで進んでいったという。これに吉田は「喋りまくってヘトヘトな阿部さんをお芝居に付き合わせたり、阿部さん自ら付き合ってくれたりして。とちったらその場から始めればいいのに、こだわる監督は初めからやる。これに阿部さんは文句ひとつ言わずにやってくれた」と大絶賛。そんなヘビーな状況ゆえに、吉田は「アドリブ!?そういう雰囲気ではないわけです」と自身のアドリブ演技を否定するも、阿部は「鋼太郎さんのアドリブは上手くて、空気を止めずにやる。ご本人は『アドリブはしていない』と言っていますが…とてもありがたかったです」と吉田の演技力を称えた。

渡辺監督は主演・阿部について「阿部さんは毎日折本の事を考えて貪欲かつ真摯に向き合ってくれました。マンツーマンで毎日何時間も綿密にお話もしました。OK カットであっても阿部さんから『もう一回やろう!』とご提案をいただいたりして、阿部さんに引っ張ってもらいました」と舞台裏回想。自らリテイク要求の理由について阿部は「主に活舌ですね。キャスターは活舌が大事ですから」と役作りへのこだわりからだと述べた。

本作の主題歌「Human Factory –電造人間-」を担当し、さらに劇中にも本人役で出演するPerfume。あーちゃんは「私達が映画に出るのは14年ぶり!」と明かすと、のっちは「本人役なので役作りする必要なんてないはずなのに、とても緊張した私たちが見られるはず」とまさかの予告。かしゆかは「現場の雰囲気が賑やかな音楽の時とは違くて…。緊張で三人とも顔がガチガチになって固まっています」と照れ笑いだった。さらに、のっちは「ハラハラしてワクワクして何回も口を押えた」と本編を観た感想を述べながら、出演場面について「なぜPerfume が?と思われるかもしれませんが、実際に本編の出演場面を観ていただけたら『そういうことね!』と意味がわかると思います」と意味深なメッセージを発していた。

爆弾犯からの無茶な要求に翻弄される折本にちなんで、キャスト陣が阿部に「無茶ぶり」リクエスト。生見からの「YouTubeでVlogをやって欲しい」には「ああ…いつか(笑)」と消極的な阿部だったが、吉田からの「僕も出たいので『VIVANT』の続編制作の際にはTBSに圧力をかけて欲しい」には「言っておきます!」と前向き。あーちゃんからの「自宅の3メートルくらいの高さのカーテンを外してほしい」という阿部の長身を活かした無茶ぶりには「あの…椅子の上に立ってやってみてください」と冷静に返した。そんな中、かしゆかから「4人でPerfumeの自己紹介ができたらうれしい」との大胆な無茶ぶりが。3 人のお手本の振り付けを見た阿部は「断っていいですか…?」と及び腰も、最後は 4 人で仲良く「かしゆかです、あーちゃんです、のっちです」「…ひろしです」「4人合わせて Perfume です!」とPerfume featuring.寛を完成させた。

最後に阿部は、劇場公開時まで伏せられた犯人役のキャスティングについて「お名前を聞いたときはどうやってやってくれるのだろうかとワクワクしました。今までご一緒したことはなかったけれど、犯人として色々な事を発想してくれるだろうとの期待感がありました」と述べ、「ハラハラドキドキの約1時間半の映画ですが、最後の6分間に皆さんも驚かれるはずです。ぜひ楽しみに最後までご覧ください!」と詰めかけた観客に呼び掛けた。

<ストーリー>
午後7時。ラジオ番組に1本の電話。直後に発電所で爆破事件が起こる。電話をかけてきた謎の男から交渉人として指名されたのは、ラジオ局に左遷された国民的ニュース番組「ショウタイム7」の元人気キャスター・折本眞之輔。突如訪れた危機を番組への復帰チャンスと捉え、生放送中のスタジオに乗り込み、自らがキャスターとして犯人との生中継を強行する。しかし、そのスタジオにも、既にどこかに爆弾がセットされていたのだった。一歩でも出たら即爆破という中、二転三転しエスカレートする犯人の要求、そして周到に仕掛けられた思いもよらない「罠」の数々。その極限状態がリアルタイムに全国民に拡散されていく—!なぜ、折本は指名されたのか?犯人の正体と本当の目的とは?なぜ彼が指名されたのか?犯人の本当の目的と正体とは?すべてが明らかになるとき、折本が選ぶ予測不能の結末。あなたは《ラスト6分》に驚がくする。

映画『ショウタイムセブン』2月7日(金)全国公開
原作:The film “The Terror, Live” written and directed by Kim Byung-woo, and produced and distributed by
Lotte CultureWorks Co., Ltd. and Cine2000
配給:松竹 アスミック・エース
【公式HP】

©2025『ショウタイムセブン』製作委員会

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