SEKAI NO OWARI Fukase亡き友人との共作『琥珀』が高橋文哉・西野七瀬W主演 映画『少年の犬』主題歌に決定
2025.1.23 18:253月20日(木)に公開される高橋文哉、西野七瀬のW主演映画『少年と犬』の主題歌がSEKAI NO OWARIの『琥珀』に決定した。
本作は、ノワール小説の旗手として日本の文学界の先頭を走り続ける馳星周が2020年に発表、第163回直木賞を受賞し、現在までに累計発行部数50万部を突破している名作『少年と犬』(文春文庫)。様々な背景を抱えた人々と犬の多聞(たもん)の触れ合いを描いた6つのエピソードを綴(つづ)った短編連作小説であり、大切な人に会うために岩手県釜石から彷徨(さまよ)ってきた 1 頭の犬“多聞”が、西の方角を目指して日本を縦断する旅路で出会った、傷つき、悩み、惑う人々の心に寄り添う珠玉の感動物語。
♦主題歌がSEKAI NO WARI 『琥珀』に決定
主題歌を担当するのは今年15周年を迎えるSEKAI NO OWARI。記念すべきアニバーサリーイヤーの始まりとして主題歌『琥珀』が発表された。『琥珀』は、ピアノ、弦とオーボエの演奏で構成されたシンプルなアレンジの中に優しくも力強いメロディと歌詞が響き、聞く人に様々な感情を想起させる楽曲。
また、主題歌のオファーを引き受けた際、Fukase の頭に浮かんだ一つの曲があった。それは、SEKAI NO OWARI の活動以前から Fukase の友人であり、新世界リチウムのベーシストでもあった千葉龍太郎がFukase に聴かせていた楽曲。その後、千葉さんは事故で他界、その曲は未完成となっていた。今回SEKAI NO OWARIは、Fukaseの友人が残したそのメロディに新たなメロディを加えて、歌詞を書き、「琥珀」を完成させた。
主題歌『琥珀』の発表に合わせ、Fukaseと主演の高橋文哉、西野七瀬のコメントが到着した。
<SEKAI NO OWARI Fukase コメント>
この曲は僕の友人との共作です。10年近く前にこの曲のデモを聴かせて貰ってから、誰の手元にもこの音源はなく、僕の頭の中だけに残り続けました。まだ完成していなかったこの曲に新しいメロディをつけて琥珀という名前を付けました。多聞のように“想い”を繋げるモノになっていれば幸いです。
<高橋文哉 コメント>
学生の頃によく聴かせていただいていたSEKAI NO OWARIさんに、この映画のために主題歌『琥珀』を書き下ろしていただけたこと、本当に嬉(うれ)しかったです。『琥珀』は映画の世界観とリンクしていて、楽曲にかけるFukaseさんの“想い”と僕らが作品にかけた思いが交差するような不思議な感覚でした。「グラスの泡みたいに消えたように見えてもそこに残り続けてる」というワンフレーズが特に胸にささりました。今作品で犬の多聞と関わっていくいろいろな人の心情や、僕が演じた和正の心情にも凄くリンクしている部分があります。映画館で皆さんに今作を観ていただいて『琥珀』がかかった時に、歌詞が脳につきささる体験をぜひ劇場でしていただけたら嬉しいです。
<西野七瀬 コメント>
SEKAI NO OWARIさんの楽曲はお仕事に行く前によく聴いていた思い出があります。 『琥珀』を聴いた時、優しい音とFukaseさんの繊細な歌声が薄いガラスのような、泡がゆっくりと漂(ただよ)っているような、そんなイメージが頭の中に流れてきました。作品の雰囲気にぴったりな柔らかい音楽で、私も毎日聴いています。私が演じた美羽の“想い”とも重なる歌詞だと感じたのですが、映画を観て書き下ろしてくださっているからこその特別感に嬉しくなりました。
<プロデューサー:平野隆 コメント>
『琥珀』を初めて聞いた時思わず涙がこぼれてしまいました。美羽(西野七瀬)が和正(高橋文哉)を“想う”気持ちと、Fukaseさんが千葉龍太郎さんを“想う”気持ちが重なり深く胸に刺さりました。そして自分の胸の中にいる大切な人も思い出しました。映画と主題歌で“貴方の心に溶けている消せないもの“を感じて頂ければと思います。
映画『少年と犬』
2025年3月20日(木)全国ロードショー
主題歌:『琥珀』SEKAI NO OWARI
【映画公式HP】