八木勇征 もし人生で一度魔法を使えるなら? 「“無限ポキポキ”できるようになりたい!」
2025.1.23 12:15八木勇征が主演を務める映画『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』の完成披露上映会が行われ、主演の八木をはじめ井上祐貴、櫻井海音、椿 泰我(IMP.)、木村真人監督が登壇。
鈴木おさむが原作・脚本を務め、主演、八木勇征、共演、井上祐貴、櫻井海音、椿 泰我(MP.)で贈る、映画『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』。
アキト(八木勇征)らが暮らす四季折々の自然が美しい村では、18歳になった男たちに、20歳までの2年間という期間限定で「人生で一回だけ魔法が使える」という代々受け継がれてきた秘密が告げられる。真剣に悩み、葛藤しながら、4人の少年たちは大人への階段を登っていく。誰しもが人生の岐路に立つタイミングに、果たして彼らは何に魔法を使うのだろうか−。
登壇陣が姿を見せると、満員の客席のあちこちから黄色い声援が飛び交い、熱気に包まれる中イベントがスタート。
八木からひとりずつ順にあいさつするごとに、会場は拍手と歓声に包まれたが、ひときわ大きな“笑い”をかっさらったのが椿。マイクを握ると「どうも!IMPの元気印。2つの筋肉がバッキバキ!ツーバキバキ、椿泰我です!」とハイテンションでおなじみの自己紹介ギャグを披露。共演陣からも「よっ!」と合いの手があがる中、椿は「この空気の中、自己紹介ギャグをやるか否か悩みまして…(笑)、こういう上映前の登壇も初めてで緊張しています」と語り、会場の温かい空気に安堵の表情を浮かべていた。
それぞれ演じたキャラクターについて聞かれると、八木は、自身が演じたアキトについて「明るい性格で、真っすぐで折れない芯を持ったキャラクターなので、ブレないようアキトと同じように僕自身、作品に対して強い思い持ちながら挑みました」と言葉に力を込める。
続くハルヒを演じた井上は、「幼少期に仲間に囲まれる回想のシーンを見て『ハルヒは一生の宝に出会ったな』と心の底から思い、くっきりと鮮明にハルヒ像が出来上がりました。偉大な優しさを持ったキャラクターだと思います」と語る。
また櫻井は自身が演じたナツキについて「ピュアで真っすぐで、思ったことがすぐ口に出ちゃう性格で、いい意味で4人の中で一番、18歳らしい」と評し「いまの時代、自制しないといけないこともありますが、ナツキという人間がすごくうらやましくもあり、自分の18歳の頃と照らし合わせたりしました」とも。櫻井自身もずっとサッカーに打ち込んできた経験があり「サッカー選手を夢見ていた役を演じられるのが何より嬉しかったし、こだわり過ぎちゃって一番多くNGを出したのもサッカーのシーンでした(笑)」と明かした。
さらに椿は、劇中で演じているユキオと現在の自身のビジュアルが大きく異なることに触れ「だいぶビジュアルが変わって垢ぬけてしまいました(笑)。今日、監督を含め、久しぶりにお会いしたスタッフさんがみんな二度見していました」と明かす。また撮影の思い出として「監督に初日に歩き方から注意されました(苦笑)」と述懐(じゅっかい)。無言で橋を歩くという何気ないシーンで、いきなり“アイドル”全開の華麗なウォーキングを披露してしまったそうで「すぐにカットが掛かって監督から『高校生だよ? この村にそんな人いないよ!』と言われて『僕、高校生の頃からこの仕事だったんですよ』と言ったら『うるせーよ! 高校生は下を向いて猫背でかかとをこするんだ!』と歩き方講座をしていただきました」と振り返り、会場は笑いに包まれた。