野呂佳代「本当に辛かった」念願のAKBメンバーデビューも、その後の“暗黒アイドル時代”を涙の告白
2024.12.20 12:20俳優の野呂佳代が18日放送の『1周回って知らない話 3時間SP』に出演。仕事がなく、腐りきっていた時代を涙ながらに告白した。
昨年大ヒットしたテレビドラマ『ブラッシュアップライフ』や大河ドラマ『光る君へ』、さらにカンヌ国際映画祭に出品された映画『怪物』など数々の話題作に出演。今や「野呂佳代が出演するドラマはハズレなし」と言われるほど、出演のオファーが絶えない野呂。しかし、そこに至るまでには、仕事がなく腐りきっていた時代があったという。
1983年東京都板橋区に長女として生まれ、4人家族で育った野呂。小学生の頃からテレビが大好きで、月9ドラマ『101回目のプロポーズ』を観て、武田鉄矢と浅野温子の名シーンを1人で完コピ。俳優として芸能界に入ることを夢見るようになった。母親も応援してくれて、高校生の頃には映画やドラマ・芸能事務所主催のオーディションに片っ端から応募するようになるが、結果は全落ち。
そして、気づけば22歳…野呂に最後のチャンスがやってきた。ヒットメーカー秋元康がプロデュースするアイドルグループの募集。そこでどうしても受かりたかった野呂は、年齢を20歳、足のサイズも5㎜サバを読み、25㎝で応募。おまけに写真も縦に引き伸ばし細く見せていた。もちろん面接では正体がバレ…審査員の誰もが落ちたと思ったその時…「君いいね、面白いじゃん」と声を上げたのがAKB48の生みの親、秋元康だった。こうして秋元の鶴の一声で応募総数およそ1万2000人の中から、大島優子らと並び、AKB2期生17人の1人として見事合格。
秋元は、当時を振り返り「まずマネジャーが飛んできて“年齢詐称です!”と。衣装部からも足のサイズをウソついてましたってくるんですよ。で、もうみんなが“そんなウソつきのやつは落としましょう”って言ったんですけど、いやそこまでウソつくやつは面白いと。逆に入れようっていうのが一番のスタートですかね。でもウソつきです。バンジージャンプをやったんですけど、体重ウソついて川の中まで突っ込んだ人ですからね」と笑った。
2006年に晴れてAKB48のメンバーとしてデビューした野呂。家族も喜び、イベントにはほとんど来てくれたという。しかしここから、野呂を腐らせる想定外のことが続々と起きていく。