車いすテニス・小田凱人 史上最年少で金メダル獲得も「まだ追いかける側」 “辛い“と言わない誰にも負けないメンタルの秘密

2024.12.16 12:30
小田凱人の写真

プロ車いすテニスプレイヤーの小田凱人(ときと)が、14日放送の『Google Pixel presents ANOTHER SKY(アナザースカイ)』に登場した。

パリ・パラリンピック金メダル、日本の車いすテニス界のレジェンド、国枝慎吾が一度しか制覇できなかったウィンブルドンでも史上最年少優勝を果たすなど、快進撃を続ける小田。今回の番組ではオランダを訪れ、ジュニア時代を振り返った。

車いすテニスとの出会いとの出会いは、9歳の時だったという。入院中、国枝選手のプレーを見て一目ぼれしたのだとか。小田は、「もうバチーンときて。年の終わりに見て、お年玉貰って、すぐラケット買って」と当時を振り返る。年明け、2016年の1月1日にはラケットを手にしていた。小田は病院に戻っても、「ラケット持ちながら寝てたんじゃないかなっていうくらい、ずっと持ってました」と語るほどテニスに熱中していたという。

首都のアムステルダムから東にある村、オーステルベークを訪れた小田。 13歳の時に、初めて国際大会に挑戦するため訪れたという、思い出のコートに足を運んだ。小田は「記憶めっちゃありますよ、ここ」と感慨深い様子。小田は「ここは一週間ちょい、毎日来てた場所ですね」と当時を想起するが、13歳にして初の海外遠征、戸惑いも多かったという。

小田凱人

小田は当時を振り返り、「英語もしゃべれないし、出てる選手も情報無くて、同世代の海外の選手。ここに出てるってことはもう、強い人の集まりだから、この人たちと、ここから多分やっていくんだろうなって」と、同世代のジュニア選手を意識しながらともにプレーしていたとのこと。またコミュニケーションについて、小田は「取れなかったですね。取れなかったけど取ってましたね」「とりあえず楽しかった思い出しかないですね」と、同じ舞台で競い合う世界の仲間たちとの日々で、充実していたという。

世界1位になることを、車いすテニスを始めた当初から目標に練習に励んでいたという小田。中学生であった当時、「試合自体は2大会出て両方とも優勝」と国際大会でも結果を残し、世界で戦える自信がついたとのこと。2021年には、史上最年少の14歳で、世界ジュニアランキング1位に輝いた。

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