カズレーザー 都心でついに平均2億円超?中国人富裕層が日本でタワマン爆買い インバウンドの先、“ネオ・インバウンド”の影響とは
2024.12.12 09:45カズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が10日に放送された。今回は『2024年上がった株・下がった株 総決算!』がテーマ。カリスマ投資家・テスタ氏が、今年起こった重要ニュースと、稼ぐことができたかもしれない上昇した株について解説した。
テスタ氏と言えば、累計利益が100億円を超えたカリスマ投資家として、本番組にも過去幾度も登場し、そのたびに期待の有望株をピタリと言い当ててきた。そんなテスタ氏が、有望株を見つけるためのメソッドとして毎回紹介しているのが『テスタ流連想ゲーム』。日常のあらゆる出来事から連想を進め、隠れた有望株を見つける。例えばインバウンド客が増加すると、航空会社やホテル会社の株価が上昇することは誰でも予想できる。しかしテスタ式連想ゲームでは、そこからさらに連想を進め、ホテルのシーツのクリーニングを請け負う会社などの、他の人がまだ目をつけていない“勝てる”株を見つけ出すのだ。
さて、そんなテスタ氏が今年起こった重大ニュースとして挙げたのは、訪日外国人旅行者数の増加。「10月だけでなんと、331万人を記録したんですけど、これ過去最高だったんですよね」と話す。日本のさまざまな分野が、インバウンドに沸く1年となったが、テスタが連想メソッドで目をつけたのは、その一歩先の現象。「ネオ・インバウンドともいえる、年々増加中の中国人富裕層の日本移住ですね」と話した。
テスタ氏とともに今回登壇した名古屋商科大学大学院教授・大槻奈那氏によれば、有名セレブも日本に長期滞在するようになってきているとのこと。アリババの創業者・ジャック・マー、eコマース大手のJD.comの元最高経営責任者・リチャード・リウなど、多くの中国富裕層が、日本に訪問するようになっており、それに伴いタワーマンションの需要は伸び続けているという。
テスタ氏は、「12年前から比べるとですね、23区の新築マンションの平均価格は、ほぼ2倍になってるんですね。なので現在はですね、1億1476万円になってます(2024年10月まで)」と解説。さらにタワーマンションが乱立する港区では、平均価格が2億円を超えるという。その上昇傾向に関係しているのが、中国人富裕層によるタワーマンションの爆買い、移住。あるマンションでは所有者が日本人より中国人の方が多く、管理組合の会合を中国語で進行してほしいとの要望も出ているという。
そんな中国人富裕層の移住に関係しテスタ氏は、「僕が考えたのはダスキンとか、ハウスクリーニング」と予想。実際に株価は2021年からダスキンの株価は1.5倍以上に成長し「(中国人富裕層は)お金持ってるから、こういうところにもお金をかけるみたいなのは、あると思いますね」とコメントした。加えてテスタ氏は、来年注目のトピックとして103万円の壁問題を挙げる。