アニメ『多数欠』八木橋「今こそ、真相を明かす時だね」 女王・如月はまさかの“デコイ”?もう1人の“弟”とは?
2024.12.6 16:45毎週火曜 深夜25時59分より日本テレビにて放送中──“多数派”が死亡してしまうという謎のゲーム【多数欠】を軸に戦いが繰り広げられるアニメ『多数欠』(BS日テレ、RAB青森放送他にて順次放送)。12月3日放送の#21『運命、あるいは奇跡』では、これまで仲間にさえ沈黙を保ってきた八木橋と須藤が、女王・如月にまつわる“真相”をついに明かし始める…。彼女が持つ“特権利”は? もう1人の“実の弟”とは? 物語はいよいよ最終局面へ──!
(以下、アニメ最新話までのネタバレを含みます)
◆女王の秘密が、また1つ…
女王陣営に2重スパイとして潜入を続ける王野頼音(CV:熊谷俊輝)は、その立場を利用して、仲間である相馬隼人(CV:熊谷健太郎)と蛯名光(CV:鈴代紗弓)の救出作戦を決行。しかし、その代償は大きかった…。
“三権者”と呼ばれる敵勢力の実力者、霧島輝(CV:石川界人)の追撃により、作戦に関わった相馬と篠崎宗太郎(CV:森嶋秀太)の2人を失うことに──。仲間たちのアジトへ戻った頼音は「また俺の発案で…俺、もう何もしない方が…」と、つい弱音を口にする。
すると、そのうつむいた顔を国後依恋(CV:中島由貴)が思い切り引っ叩(ぱた)いた。「隼人達はあんたを信じてるから命を懸けたのよ!仲間だと思ってるなら、信頼に応えてから泣き言、言いなさい!」。先へ進むため腹をくくった彼女の言動に、頼音も前を向いてこたえる。頼音たちは次の作戦に打って出るため、光が平山義明(CV:大塚剛央)と入賀煉(CV:KENN)から預かってきたという“情報”を整理するのだった。
まず、女王側近の1人であるセラフィエル(CV:白井悠介)について──。彼の本名は田之中権三郎。本物の神父だ。所持する特権についての詳細は分からなかったが、【生産属】であることまでは入賀が聞き出せたという。一方、平山は女王陣営の1人、深見傭平(CV:中島ヨシキ)と密かに組んで一芝居打つのだとか…。
“鍵”となるのは、深見の持つ【譲渡権】。自身の首をわざと切りつけて、その傷を相手に“譲り渡す”こともできる特異な能力だ。これをうまく使い、組織の中枢である女王に致命傷を与える作戦だというが、話を聞いた八木橋藤十郎(CV:小野大輔)は険しい表情を見せると、なんと“作戦の失敗”を断言。淡々と、こう続けた。
「簡単な話だよ。力を持っているのは女王ではなく、側近の輝(こう)だからね。
時は満ちた……全てが揃った今こそ真相を明かす時だね」
──その頃、女王のアジトでは八木橋の言葉通りの事態が…。平山と深見の2人は互いに争うフリをしつつ、隙を見て女王の首に致命傷を与え、確かにその命を奪った。だが、側近の霧島がすぐに【蘇生権】を行使。女王は復活してしまう。それどころか、裏切りがバレた平山たちは霧島の手にかかって返り討ち…。これまで、どれほどの能力を持っているのか謎に包まれていた女王は、デコイに過ぎなかったのだ。