北島康介が初めて明かす「何も言えねぇ」の裏側にあったトップアスリートとしての苦悩とどん底生活
2024.12.6 11:00加藤浩次と中居正広がMCを務める『加藤浩次&中居正広の歴代日本代表286人が選ぶ この日本代表がスゴい! ベスト20』が4日に放送され、歴代の日本代表たちの残してきた数々の名場面を振り返った。
番組では、歴代の日本代表たちが、自身がNo. 1だと感じる日本代表の活躍をランキング形式で発表。ベスト20にランクインした本人たちのコメントも交え、名場面の裏側などが明かされた。
第4位にランクインしたのは、2008年の北京オリンピックで連覇を果たした水泳の北島康介。レース直後に残した名言「何も言えねぇ」は、今でもその活躍を象徴する語り草となっており、陸上のサニブラウン アブデルハキーム選手は「言葉にできない言葉が大名言」とコメントした。
トップアスリートたちを惹きつけるこの名言だが、その背景には北京オリンピックまでに過ごしたどん底の4年間があったという。
北京オリンピックからさかのぼること4年、アテネオリンピックで金メダルを獲得した北島は「チョー気持ちいい」という名言とともに世間の話題を席巻。一方で「もう一回アテネ前のあのきついこと(練習)はできない」といわゆる燃え尽き症候群に陥っていたそうで、「練習行きたくない雰囲気出したし、身が入らないというか無理して泳いでる感じ」があったという。
その後の国際大会では2年間勝つことができなかったものの、「(大会に)出なくてもいいんじゃないかと思っていた。今だから言える、傷ついてないです」と当時はノーダメージだったのだとか。それでも思うような結果を残せず、世間では引退説がささやかれるなか、北島の体に異変が襲ったのだという。
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