えなこ「悪いことしてないのに隠さなきゃいけない」“オタク”に社会が冷たかったコスプレイヤー人生を語る

2024.11.25 07:45

コスプレイヤーのえなこが、23日放送の『Google Pixel presents ANOTHER SKY(アナザースカイ)』に登場。中学生から始めたコスプレイヤーとしての苦悩の原点を語った。

日本のコスプレ界をけん引し活躍の幅を広げてきたえなこ。2021、22年には、最も多くの雑誌で表紙をかざり、カバーガール大賞を2連覇。国際的な発信力が認められ、『クールジャパン広報大使』にも任命されている。

そんな彼女が今回の旅をスタートさせたのは、故郷である名古屋。「22歳までいました。もう本当ギリギリまで名古屋に住んでて、事務所入ってからも、なるべく名古屋から通いたいってお願いして」と話し、地元愛が垣間見える。

それもそのはず。名古屋は、えなこがコスプレを本格的に始めるきっかけを与えてくれた街。名古屋最大の大須商店街を歩きながら、当時について語り始めた。

「私がコスプレ始めたのは中学生くらいの時なんですけど、そのときはちょっと、今ほどアニメとか、ゲームとかコスプレに(社会が)寛容じゃなかった」「そんな中で名古屋は、街全体で、それこそ夏にコスプレサミットっていうイベントが開催されて、大須商店街をコスプレで練り歩いたりとか、めちゃくちゃ寛容でしたね」と語った。

世界コスプレサミットは2003年から名古屋で開催されており、世界各国のコスプレイヤーが集う。えなこも、中学生の頃に初めてイベントに参加した。つけまつ毛の邪魔だから、地まつ毛を全て抜いてしまうなど、コスプレに対するストイックすぎる姿勢は界隈(かいわい)でもよく知られている。高校生になり、東京のコミックマーケット(通称 コミケ)にも遠征するようになると、そのハイクオリティーなコスプレで話題を集めた。

「やっぱりオタクとしてもコスプレイヤーとしても、(コミケに)一度は行ってみたくて。名古屋とは比べ物にならないくらい、たくさんの人に囲まれて撮影して」「次行ったときに、“ネット見て撮りに来ました”って人がいっぱい来て、さらにその人たちはネットにあげるからまた拡散されて。また新しい人が撮りに来てみたいな感じ」と、10代にして、コスプレ界隈での圧倒的な知名度を得た。

しかし、大学進学と同時に活動を休止。その間は大学に通いながら、メイドカフェで働いていたという。今回は、当時働いていた店舗に訪問することができた。

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