カズレーザー オカリナの足裏でアンモニアが大発生? 専門家も驚く、冬に要注意な“足クサ問題”…その対策法とは
2024.11.20 08:45カズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が19日に放送された。『冬の足トラブルを最新科学で解決スペシャル』がテーマの今回。「あなたの足は納豆臭?刺激臭?タイプ別冬の足臭対策法」という講義では、東海大学理学部化学科の教授、関根嘉香(せきね よしか)氏が登壇。ロングブーツやムートンブーツなど、密閉される靴を履きがちな冬こそ気を付けたい、足の臭いとその対策法を紹介した。
関根氏によると足の臭いは、足の疲れやストレスが原因となる刺激臭タイプと、蒸れると臭う納豆臭タイプの、2つに分かれるという。刺激臭はアンモニア、納豆臭タイプはイソ吉草(きっそう)酸と、それぞれ原因物質があり、自分の足のニオイがどういったタイプなのか知ることが予防の第1歩だという。
まず刺激臭・アンモニアについて関根氏は、足の疲労・ストレスが原因となり血液中に発生することから、足への負担を減らすため、自身の足にあった靴を履くことや、きちんと睡眠を取り、疲れやストレスを日々解消することが重要とした。
またアンモニアは、足にも多く存在する汗腺を通じて臭ってくる。したがって制汗スプレーを足の裏にかけることが効果的だといい、特にアンモニアを中和する作用のあるミョウバンを成分に含むスプレーやクリームがおすすめできるとした。この時、体重がかかるかかとは筋肉の疲れが反映しやすくアンモニア放出量も運動時間に比例して上がることから、かかとにも施すよう注意がなされた。
もう一つのタイプ、納豆のような臭いを発するイソ吉草酸への対策としては、何よりも足裏で菌を増殖させないことと説明。イソ吉草酸の発生は、足にいる常在菌が原因となることから、足をきちんと洗うこと、そして靴の中を蒸れさせないために、アンモニアへの対策と同じく、制汗スプレーが有効とした。
制汗スプレーを選ぶ際には、塩化アルミニウムやクロルヒドロキシアルミニウムといった、汗腺をブロックする成分を含んだものを選ぶことが重要とのこと。“消臭スプレー”とうたわれているものは、いい香りでニオイを隠すものもあることから、購入する際に成分表を見るよう、注意がなされた。
納豆臭の対策としては他にも、臭いの原因菌が繁殖しにくい本革や布製の靴を選ぶことや、同じ靴を履き続けるのではなく、複数の靴をローテーションで使用すること。また外出先で靴を脱がなければいけない場面のために、イソ吉草酸を中和できる作用のある重曹入りスプレーを持ち歩き、靴を脱ぐ際に足や靴下、さらには靴に吹きかけることで、ニオイを中和できるとした。