和食、日本酒以外にもダイエット・美白・疲労回復効果も?世界が注目する“麹菌”の神が登場
2024.11.11 11:40ヒロミと小泉孝太郎の2人がMCを務める『オー!マイゴッド!私だけの神様、教えます』が11月9日に放送。ヒロミと小泉が麹菌の神イチオシの絶品日本酒を堪能した。
道行く人に、その人にとっての神様のような人物を聞き、実際に会いに行くこの番組。東京・新宿で声をかけたのは女性の2人組。食品系の会社に勤める女性と、大学院生の女性は、国菌とされている麹菌(こうじきん)の研究室の先輩と後輩。そんな2人の神様は、明治大学の中島春紫(はるし)教授。「個性的でキャラが濃い」「存在が神」と、生徒から神様と呼ばれる麹菌の神とは?
中島教授は麹菌を研究して20年。これまで菌に関する様々な本を執筆してきた。麹菌のまだ見ぬ可能性を探すため20名の生徒と日々研究に勤しんでいる。2017年ニューズウィークのグルメ記事でも「麹」の魅力に世界のシェフが夢中という特集が組まれたり、ミシュラン三つ星、世界のベストレストラン50で5度の世界一に輝いたデンマークのレストラン『noma(ノーマ)』に“魔法のカビの麹菌”として紹介され今世界で注目を浴びている麹菌。
中島教授が教えてくれる、ここがスゴイぞ麹菌その①は「麹菌がなければ和食は存在しなかった!」和食でいう“さしすせそ”のうち、お酢、しょう油、みその“すせそ”は全て麹菌からできている。もし麹菌がなかったら、寿司、みそ汁、そば(つゆ)なども存在しないため、まさに麹菌は和食を支える立役者といえる。
ここがスゴイぞ麹菌その②「ダイエット・疲労回復を備えたスーパーフード」。麹にはでんぷんを糖に分解するだけでなく、タンパク質や脂肪を分解する酵素も含まれている。それにより消化や吸収を促したり、死んだ麹菌が腸の善玉菌の餌となり、善玉菌を増やしたりと腸内環境を整える働きがあるという。
ここがスゴイぞ麹菌その③「麹菌で美白!」日本酒を作っている蔵人の中で、麹をいじってる人たちはなぜか白くてキレイな手をしてるため、麹には美白成分があるんじゃないかと言われ、見つかったのが「コウジ酸」。麹を含んだ化粧品が販売されており「安心して使っていいと思いますよ」と教授も太鼓判。
ここがスゴイぞ麹菌その④「麹菌は最高の健康ドリンクに進化」中島教授がやって来たのは東京・神楽坂に2017年にオープンした麹専門店「MURO」。米麹で作られたたくさんの甘酒に驚く中島教授。甘酒は日本酒のようにアルコール成分もなく熱も加えないため麹菌全ての恩恵がそのまま詰まったスーパー健康ドリンク。これまで見たことのない種類の甘酒に中島教授も舌鼓を打っていた。