カズレーザー 子どものトイレ習慣が大人になって問題に? 頻尿を引き起こす意外な原因とメカニズム
2024.11.6 10:45カズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が5日に放送され、『島崎遥香を救え!尿トラブル検査』という企画では、山梨大学名誉教授 武田正之氏が、島崎の悩みの種だという頻尿の悩みを徹底解剖。最新研究で判明した尿意の正体と改善法を紹介した。
俳優やタレントなど、幅広い分野で活躍する島崎。頻尿に悩まされているといい「ライブ中とか舞台の時とかは、絶対にトイレのタイミングを台本に書く」と話す。そんな島崎の話を受け、武田氏はまず頻尿の定義について解説。「昼間起きている間に8回超えると頻尿」だという。また就寝中は1回でも起きてトイレに立つことがあれば“夜間頻尿”と診断されると話す。寒くなるにつれ頻尿の症状に悩まされる人は増えるといい、その主な原因となる病気が『過活動膀胱(ぼうこう)』だという。
過活動膀胱とは、尿が十分にたまっていなくても膀胱が収縮する状態を指し、20代の若者にも増えてきているという。特に冬は症状がひどくなるというが、主な発症理由の一つは汗をかかなくなること。汗をかかなければ、水分が体にたまる。しかし体内のバランスを保つため、汗の代わりに尿として排出されるようになるという。加えて近年、大きな原因として判明したものとして武田氏が紹介したのは、体内の誤作動。体内にはTRP(トリップ)A1という、刺激を感知するセンサーが備わっており、冷たい温度などにも反応している。武田氏はこのセンサーを介して感じる寒さの刺激を、尿がたまったと脳が勘違いしてしまう場合があると話す。寒いとトイレが近くなる現象は、この仕組みが作用しているためだという。
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