今年日本一&2年連続世界大会決勝進出のハンバーガーが『World Food Championships 2024』に挑戦!予選で挑むハンバーガーは?

2024.11.5 18:10

現地時間の11月8日から12日の5日間、アメリカ・インディアナ州インディアナポリスで行われる世界最大のフードスポーツイベント『World Food Championships 2024』(以下、WFC)。「シーフード」「バーベキュー」「ハンバーガー」「スープ」「デザート」など12種目の世界一を決めるこの世界大会に、“ハンバーガー日本代表”として出場の切符をつかんだのは、『Japan Burger Championship 2024』(通称:バガチャン)優勝の『Harry’s Junction(ハリーズジャンクション)』と、2年連続世界大会決勝進出の『SHOGUN BURGER(ショーグンバーガー)』の2チーム。11月5日、「ハンバーガー」部門で優勝を目指すため、アメリカへ出発した2チームに、出国前に予選で作るハンバーガーや大会への意気込みを聞いた。

Harry’s Junction

都内の有名店で修業した佐藤賢将オーナーが、地元の宮城県仙台市松島に6年前にオープンしたアメリカンレストラン。地元の食材にこだわったハンバーガーを始め、本格的なアメリカンフードを楽しめる。ハンドチョップと粗びきを混ぜたビーフ100%のパティが自慢の“まるでステーキのようなハンバーガー”を提供する。今回は、佐藤さんのサポートとして東京・中目黒「Burger Factory」の川領平さんとともに大会に参加する。

──いよいよアメリカへ出発!今の心境は?

佐藤賢将:早くアメリカに行きたいなと…だいぶ楽しみです!
川領平:僕はもう緊張して…
佐藤:フフフ…(笑)
:夜も眠れない…怖いです…
佐藤:寝れないタイプだからね(笑)
:うそうそ、全然楽しみです!

──昨日はよく寝れましたか?

佐藤:自分はよく寝れましたね(笑)
:もうぐっすり!

Harry’s Junction佐藤賢将さん、サポートの中目黒Burger Factory川領平さん
『Cookman』が手がけたHarry’s Junctionのオリジナルウェアを着て出発!

──これまで、お二人でどのくらいの準備をしましたか?

:0.5回くらい(笑)
佐藤:(笑)
:セッションなので。始まってみないとわからないからね!
佐藤:食材も現地で見てみて考えます!
:怖いね~、(佐藤シェフが)何をされてるのか僕は把握していない状態です(笑)

──ちなみに…大会でどんなハンバーガーを作るか少しだけ教えていただけますか…?

佐藤:予選はレシピを出したんですけど、アメリカ人向け…だいぶアメリカに寄せた『カルネアサダフライバーガー』です。ハンバーガーの上にカルネアサダフライ(※1)が乗っています。アサダフライはサンディエゴの典型的なメキシコ料理で、下から、ポテト、ステーキ肉、チーズ、ワカモレ、サワークリーム、サルサ、あとはホットソースやパクチーも入れて。アメリカ人の舌には合うんじゃないかなと思って、予選突破を目指しています!勝ちにいっちゃいました、すみません(笑)

──普段お店で作られていますか?

佐藤:お店ではカルネアサダフライとして出していて、ハンバーガーには入れていません。今回はそれをアレンジして挑みます。

──今回、地元・宮城県の方からすごく応援されていると思います。

佐藤:そうですね、これまではクラウドファンディングをやらせてもらった時に皆さんすごく協力してくださったり、宮城県からもいろいろご尽力いただきました。今回宮城県の伝統工芸品を3つ持って来ているので、三種の神器みたいな感じで使えたらいいなと思っています。今も皆さんからメールをいただいていて…あとは結果で…!

──今年のJBC優勝、そしてWFCの日本代表として出場します。意気込みをお願いします!

佐藤:大会の現場を見ていないので、どんな感じかな…と思っていますが、だいぶ自信はあるので世界一を獲ってきたいなと思います!
:僕たちがだめだったら…もうだめでしょっていうくらい自信をつけて来ているので、優勝目指して悔いのないように、楽しんで頑張りたいと思います!

※1:【カルネアサダ】カルネアサダの意味は“グリルしたお肉”。シトラス、クミンなどのスパイスで味付けしたお肉を細切れにして、タコスにのせて食べるのが一般的。アメリカと面したソノラ州など、メキシコ北部での定番料理。

◆SHOGUN BURGER 

2016年に富山県富山市で開業した、『焼肉屋が本気で作る”和牛”のグルメバーガー』。日本が誇る”和牛”のうまみを、国内外のたくさんの人々に楽しんでもらいたいと始まった、無我夢中でかぶりつける大人のおやつ。食感とうまみたっぷりの和牛パティを主役に、引き立てるバンズ、広がりを生むトッピングなど、焼肉店の技術とノウハウで、最上級のジャンクフードを完成させた。百戦錬磨のプロが胸を張り、世界を見据える新時代の肉料理を提供する。

──今回でWFC3度目の挑戦です!

扇谷厚子:この2年間、あまり悔しいと思わなかったんですけど、実は最近どんどん悔しさが込み上げてきて。3年目の思いをたくさん込めて…夢は実現するものだと思って頑張ります!

──勝ちにいくための秘けつは?

扇谷:これまで2度挑戦して、私に足りないものと、私しかできないものが結構見えてきました。私に足りなかった、最強の米澤文雄シェフ(東京・西麻布のレストラン「No Code」シェフ)を迎えて今回は3人のチームで挑戦しようと思っています。

SHOGUN BURGER 上田航大、ヘッドシェフ・扇谷厚子

──ちなみに…大会でどんなハンバーガーを作るか少しだけ教えていただけますか…?

扇谷:予選のハンバーガーは、日頃から大切にしている和牛と食材すべてに感じて感謝する気持ちをたくさん詰め込んで。そして、大会会場のインディアナポリスはポテトがたくさん採れるところなので…その辺をプラスして、宝物のようなハンバーガーを作ろうと思っています。

──最後に、意気込みをお願いします!

上田航大:僕は厚子さんが決めたことをしっかり遂行するだけなので!(笑)厚子さんと米澤さんがベストパフォーマンスできるように頑張ります!
扇谷:たくさんの思いや気持ちを自分の心中に受け止めて、あとは、やれることは精一杯やって頑張りたいと思います!楽しんできます!

World Food Championships
毎年アメリカで開催される、世界最大のフードスポーツの祭典。(観客動員数、競技参加者数、スポンサー数、賞金総額において)5日間を掛けて全米、そして14か国以上から集まった約1,400人のシェフが、12種目に分かれて、料理の味、見た目、そして調理の正確さで競い合う。今までフロリダ、ニューオリンズ、ラスベガス、ダラスなどで開催。

■日程:2024年11月8日~12日
■場所:フェアグラウンド アメリカ・インディアナ州インディアナポリス

<日本からの出場チーム>
Harry’s Junction(ハンバーガー部門)
SHOGUN BURGER(ハンバーガー部門)
Wagyu Boys(バーベキュー部門)

・ハンバーガー 予選10日 決勝12日
・バーベキュー 予選9・10日 決勝12日

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