通報の音声から状況を把握する消防指令員 住民のパニックを抑え避難に集中させるためにとった、ある行動とは…?

2024.11.1 11:30
ココリコ・田中直樹の写真

ココリコ・田中直樹とAぇ! groupの小島健が10月31日放送『THE突破ファイル』の再現VTRに出演。火災を前にパニックになった住民を電話口から救う指令員を演じた。

市民からの119番通報を24時間体制で受付け即座に対処にあたる“消防緊急通報司令室”。指令員の小島が受けた通報では、電話の向こうから何かが燃えるような音が。同時に通報を聞いていた司令員の田中は「火事かもしれない」と判断。小島は落ち着いた口調で通報者から住所を聞き出し、それを受けた田中はすぐさま消防車を出動させるという見事なコンビネーションを見せた。

だが、その間も火の勢いは増していき、電話口からは「助けて!」と悲痛な声が。すると田中は電話から届く音に集中し、音声だけで現場の状況を推察。予想以上に火の勢いが強いことを察知した田中は「小島、早く避難させろ。すぐにフラッシュオーバーが起きるぞ!」と対応を指示した。フラッシュオーバーとは、局地的な火災が広がり、部屋全体が爆発的に燃える現象のこと。天井まで火が届くとこれが起きやすくなるため、早急に避難させるようにしたのだ。

小島は通報者の住人にベランダに避難するように指示。しかしそこはアパートの3階。部屋のベランダには避難はしごなども見当たらず、再び通報者はパニック寸前に。ここでも小島は慌てることなく、ベランダの壁を蹴破って隣の部屋のベランダに移るよう指示をする。軽く蹴った程度では破れない壁だが、同じ場所を何度も蹴ると破れるようにできている。小島は「大丈夫、落ち着いて、かかとに神経を集中して、かけ声に合わせて…」と通報者に優しく指示しつつ「せーの!」と声をかけて壁を蹴らせる。「いいですよ!必ず破れます!せーの!」と励ましながらかけ声を続け、無事壁を破ることに成功。そして隣の部屋には避難はしごが。これを使えば安全に地上に降りてくることができる。

しかし、ここで再び通報者がパニックに。火の手が迫っているという焦りの中で、使ったことのない避難はしごを箱から取り出すこともままならず、慌てふためいてしまっていたのだ。するとここで通報者のパニックを押さえるため、田中が思いもよらぬ指令を飛ばした。果たしてその指令とは!?

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