外見はかわいいけど中身はおっさん…!?『名探偵ピカチュウ』のリアルな描写へのこだわりとは

2024.10.4 10:40

日本テレビ系金曜ロードショーと、entaxがコラボレーション。金曜ロードショーのここでしか聞けない“とっておき情報”を紹介する。

10月4日は、ポケモン初の実写映画『名探偵ピカチュウ』が登場。
今や世界中で、あらゆる世代に愛されているピカチュウが、事件の謎に挑む!

人とポケモンが共に寄り添いながら暮らす街・ライムシティ。行方不明の父親を探しにそこを訪れた青年ティムは、父の部屋で“おっさんの声”で話すピカチュウと出会う。
ピカチュウが父ハリーのパートナーだったこと、さらに記憶を失っていることを聞いたティムは、ピカチュウとコンビを組み、行方不明の父親が関係している事件の謎に挑むことになって—。

ファンタジーと現実があいまった本作。
ロブ・レターマン監督は、「活き活きとしたポケモンの描写を実現するためには、キャラクターをアニメレベルではなく、写真レベルのリアルさのCGIで作り上げる必要があったんだ」と語る。

そのため、この映画の撮影にはデジタルではなく、近年の作品では珍しいフィルムを使用しているという。CGのキャラクターをデジタルで足していくのと、フィルムに焼き付けるのでは、キャラクターにどう命を吹き込むかに違いが出てくる上、映像を観た時の受け取り方も違うのだそうだ。

そうして描写される、ピカチュウ。本作では、急にピカチュウの言葉が分かるようになったティムに「おっさん」声で語りかける。声だけでなく、コーヒーがお気に入りだったり、表情や言動もすっかりおっさんノリだ。

ピカチュウの日本語吹き替え版を担当した西島秀俊は、オファーを受けた時、人間の役でなくピカチュウ役ということで驚いたが、中身がおっさんと聞いてそれならできるかもと思ったのだとか。外見のかわいさとのギャップが魅力的なため、男くさい部分を意識しながら演じているのだそう。
その熱演ぶりにも、ぜひ注目したい。

【ストーリー】
かつてポケモンのことが大好きな少年だったティム(ジャスティス・スミス)は、ポケモンに関わる事件の捜査へ向かったきり、家に戻らなかった父親・ハリーとポケモンを、遠ざけるようになってしまった。それから年月が経ち、大人になったティムのもとにある日、ハリーと同僚だったというヨシダ警部補(渡辺謙)から電話がかかってくる。「お父さんが事故で亡くなった―」。複雑な思いを胸に残したまま、ティムは人間とポケモンが共存する街・ライムシティへと向かう。荷物を整理するため、ハリーの部屋へと向かったティムが出会ったのは、自分にしか聞こえない人間の言葉を話す、名探偵ピカチュウ(ライアン・レイノルズ)だった。かつてハリーの相棒だったという名探偵ピカチュウは、事故の衝撃で記憶を失っていたが、一つだけ確信をもっていることがあった……。「ハリーはまだ生きている」。ハリーは何故、姿を消したのか? ライムシティで起こる事件の謎とは? ふたりの新コンビが今、大事件に立ち向かう!

『名探偵ピカチュウ』(2019米)
監督:ロブ・レターマン
脚本:ダン・ヘルナンデス&ベンジー・サミット ロブ・レターマン デレク・コノリー
原案:ダン・ヘルナンデス&ベンジー・サミット ニコール・パールマン
音楽:ヘンリー・ジャックマン

出演:
名探偵ピカチュウ:ライアン・レイノルズ(西島秀俊)
ティム・グッドマン:ジャスティス・スミス(竹内涼真)
ルーシー・スティーブンス:キャスリン・ニュートン(飯豊まりえ)
セバスチャン:オマール・チャパーロ(三宅健太)
ロジャー・クリフォード:クリス・ギア(三木眞一郎)
ヨシダ警部補:渡辺謙
ハワード・クリフォード:ビル・ナイ(中博史)

写真提供:(C)日テレ

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