菅田将暉 映画『Cloud クラウド』舞台あいさつに登場 撮影現場で「おびえた」エピソードを明かす

9月28日（土）TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて、映画『Clound クラウド』の公開記念舞台あいさつが行われ、主演・菅田将暉をはじめ、奥平大兼、岡山天音、荒川良々、窪田正孝、そして監督・脚本を務めた黒沢清が登壇。公開を迎えた喜びや、撮影時のエピソードを豪華登壇者が語った。

本作は、ネット社会に拡がる見えない悪意と隣り合わせの“いま”ここにある恐さを描くサスペンス・スリラー。
転売で稼ぐ主人公・吉井良介を菅田将暉、吉井の謎多き恋人・秋子役を古川琴音、吉井に雇われたバイト青年・佐野役を奥平大兼、ネットカフェで生活する男・三宅役を岡山天音、吉井が働く工場の社長・滝本役を荒川良々、そして吉井を転売業に誘う先輩・村岡役を窪田正孝が演じる。

昨日27日（金）に公開初日を迎えたばかりの本作。菅田は映画を見終わったばかりの客席を見やり「公開2日目からこうやって劇場に来てくださってありがとうございます。無事に公開ができて、お客さんが入っている景色を見られてうれしいです」と笑みを浮かべる。

奥平は「昨日から公開ということで、（ネットで）感想を見たりとかしていて、すごくいろんな感想があって、面白いなと思っていました」と述懐。岡山は「この『Cloud クラウド』という、不思議な形をした映画が、ようやくこうしてみなさんに届き始めたことを本当に嬉しく思います」とあいさつ。荒川は「すっかり秋めいてまいりました…。芸術の秋ということで『Cloud クラウド』をよろしくお願いします」としみじみと語って会場の笑いを誘い、窪田は「貴重な土曜日にこの『Cloud クラウド』のために集まってくださりありがとうございます」と満員の客席に感謝。

そして、黒沢監督は豪華キャスト陣を見やりつつ「映画の中では、みんなひどいことばっかりしましたが（笑）、このように、実はいい人たちばかりですので、そこは誤解のなきようによろしくお願いします」と語り、会場は笑顔と公開を祝う大きな拍手に包まれた。