「遠回りしたんちゃうんか！」カスハラ客の“演技”が上手すぎるタクシー教官に、研修後のドライバーが明かす本音とは

9月30日放送の『月曜から夜ふかし』は、番組恒例の『全国のご当地問題を調査した件』。今回は『○○すぎる○○』についてまとめて取り上げることに。

愛知県刈谷市にあるのは“煙たすぎる焼肉店”こと『焼肉食堂たつみ』。ここの名物は豚ホルモンをみそダレに漬け込んで焼く「とんちゃん」なのだが、これを焼き始めるとあっという間に店内が煙で充満して真っ白に。煙は店の外にまで漏れ出してしまい、ちょっとしたボヤ状態になっているという。

大阪府守口市の未来都タクシーにいるのが“芝居が上手すぎる教官”。ここでは毎週新人研修が行われているが、ここでカスタマーハラスメントの対応を指導しているのが教官の田上さん。研修では、田上さんがカスハラの加害者役となって新人ドライバーを困らせるのだが、「柔らかくお教えしてる」という割に演技はリアルそのもの。乗車した後、閉まったドアに足がぶつかった、として「どないすんねんなこれ～、折れたかもしれんわ！」「当たったんやがな！当たってなかったら痛いなんて言うかいな！」と因縁をつけるお客さんや、酔って寝入ったまま目的地に着いた後に「遠回りしたんちゃうんかいな？人が寝てるのをええことに…」「はよ行かなアカンねん、“スナックガラパゴス”のママが待っとんねん！」と運賃に文句をつける客などを、見事に演じきる。

このリアリティー満載な演技で指導されるドライバーたちは「ああいうことが起きるんだなということを想定できるのでやっていただけて良かったなって」と言いつつ、「大事なこと教えてもらってるな～って思うけど、心の中では……どつきまわしたろか！」と本音をあらわにする場面も。

この他、浄土真宗の開祖である親鸞聖人の生涯について学べる、お坊さん人形だらけで“客が来なさすぎるテーマパーク ”『五色園』（愛知県）や、子どもに対して徹底したマナーを強制しすぎたあまり、全くお客さんが寄り付かなくなってしまった“客が来なさすぎる駄菓子屋”『おいで』（山口県）などを紹介。どの『○○すぎる○○』もポテンシャルが高く、今後も調査する余地は十分にありそうだ。

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写真提供：（C）日テレ