166万人が聞き惚れるボーカリストSou 世界を股にかけたライブツアー最終公演でファンに感謝「みんなに会うたびに元気を…」

2024.9.25 12:20

今年7月に4thフルアルバム『センス・オブ・ワンダー』をリリースしたSou(読み:そう)。彼が同作を引っ提げて大阪・愛知・福岡・上海・広州を回ったリリースツアー「Sou LIVE TOUR 2024『センス・オブ・ワンダー』」の最終公演が、9月22日(日)にパシフィコ横浜・国立大ホールで開催。オフィシャルレポートが到着した。最新アルバム曲はもちろん、多数のカバー曲や初期のオリジナル曲も披露された今回のライブ。まるで宇宙旅行を謳歌するような充実の2時間が展開された。

宇宙空間を想起させるドラマチックなレーザーと照明、SEで彩られたオープニングを経て、ステージ中央からSouが登場。『センス・オブ・ワンダー』通常盤ボーナストラック/歌ってみた楽曲として収録されたseizaの『プラネテス』でツアーファイナルの幕を開けた。

笑顔を浮かべながら客席を眺める彼は、自身の思いを投影するように《さあ 誰も知らないふたりだけの世界へいこう》という歌詞を歌い上げる。『COSMIC BEAT』ではイントロで「横浜、声出せますか!?」と勢いよく拳を掲げ、サビで「僕と歌って!」とあおると客席からシンガロングが巻き起こる。歓喜の念をあらわにした彼の躍動感のある歌声と身のこなしは、瞬く間に朗らかな一体感を作り上げた。

ライブツアーを行うSou

「今日は最高の1日にしましょう」とあいさつをすると、アルバムの1曲目に収録されている『KOHAKU』を歌唱する。前回の公演から約1カ月ぶりのライブとあってか、この日のSouは蓄えていたエネルギーを放出するような爆発力があった。

『ハイヒール』では「みんな自由に踊って!」と呼び掛け、さらに自身の高揚を歌に刻み込む。彼がこの日を迎えられた喜びを噛み締めていること、目の前に自分の歌を求めている観客が集まっていることへの感謝、リスナーと顔を合わせられるこの日を待ちわびていたことがダイレクトに伝わってきた。以前よりライブに苦手意識を持っている旨を公言している彼だが、それを凌駕(りょうが)するほどのポジティブな空気が漲る。

ライブツアーを行うSou

バンドインストの導入からなだれ込んだ『WHAT』では歌詞の“君”に合わせて客席を指さすなど艶やかで勇ましいパフォーマンスを見せ、アグレッシブかつスタイリッシュな演奏とも抜群の相性を叩き出す。その後は『世界を射抜いて』『ネロ』『月夜のタクト』とTVアニメのタイアップ曲をたたみ掛ける。スリリングなサウンドを纏いながら全身を震わせてフルスロットルで歌い、さらに楽曲を鋭く研ぎ澄ました。

今のSouには、楽曲の世界を歌で表現するだけでなく、目の前の観客を楽曲の世界の奥深くへと導く力がある。それだけ『センス・オブ・ワンダー』の制作とこのツアーが有意義だったのだろう。

ライブツアーを行うSou
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