カズレーザー“株は怖いからやらない”? 累計利益100億円超えの専門家らが語る、貯金に潜む思わぬリスクとは

2024.9.25 09:30
MCのカズレーザー

カズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が9月24日に放送された。今回のテーマは『株価激動の時代に勝ち組になる方法』。今年の7月11日、4万円を突破し、史上最高値を記録した日経平均株価。しかし、そこからひと月も経たない8月5日には、かつてのブラックマンデーをしのぐ、過去最大の下げ幅、翌日には過去最大の上げ幅を経験した。まさに歴史的な乱高下で推移した日本の株価だが、その背景ではいったい何が起こっていたのか。日本株の専門家たちが解説した。

今回番組が招いた専門家は、累計利益が100億円超えのカリスマ投資家、テスタ氏、名古屋商科大学大学院教授の大槻奈那氏、エコノミストのエミン・ユルマズ氏の3名。いずれも過去に本番組に登場した際、その市場の先読みが反響を呼んでいるが、そんな専門家たちが今回の乱高下の鍵として注目したのは、7月31日、日銀の植田総裁によってなされた、利上げ決定。この翌日時点で、日経平均株価はブラックマンデーに迫る、歴代第2位の下げ幅を見せた。

専門家の写真
(左から)テスタ氏、大槻奈那氏、エミン・ユルマズ氏

大槻氏は、利上げによってなぜ株価が下がるのか、その仕組みを説明。「利上げをされると、企業が(銀行から)借り入れをしなくなっちゃうんですね。そうすると、設備投資も、消費もできなくなってしまう。それで景気が下向くんじゃないかと。それで株価が下がる」と、簡単な仕組みを解説し、その極端な例が今回であったと語った。

投資家であるテスタ氏も、その動きは敏感に感じていたようで、31日時点でうまく流れを利用し、約1億円の利益を上げたそうだが、反対に1日には、たった20分、売るのが遅れたことで、約5000万円の損失が発生したという。「今思えば、やはり日銀が利上げを発表した7月31日は、一番ターニングポイントだったなと思います」と語った。

2人が日銀の利上げについて触れる中、エコノミストであるエミン氏は、そのほかの要因がある可能性についても指摘。「みんな結構、(今回の乱高下を)植田ショックって言ってるんだけど、私はハリスさんがアメリカ大統領候補者になったから、株価下げたんじゃないかと思うんですよね」と、植田ショックならぬ、ハリスショックの可能性を示唆した。株を持っているだけで課税されるといった政策を掲げるハリス氏。そうした影響のしわ寄せが、日本に今回現れた可能性があると見解を述べた。

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