年間5,500億円 国内最大手の製紙メーカー「王子HD」が社有林の経済価値を発表
2024.9.13 19:15製紙メーカーの王子ホールディングスは9月11日(水)、国内で保有する森林の経済価値を初めて算出し、年間でおよそ5,500億円に達すると発表した。
同社は北海道から九州までに社有林である“王子の森”を約650か所保有。その面積は国内最大規模の約18.8万ヘクタール(大阪府の面積に相当)にのぼり、紙の原料を確保するほか、環境保全などを目的に活用されている。
発表された森林の経済価値は、林野庁が公開している「森林の公益的機能の評価額」に則って算出されたもので、水質改善や土砂崩れの防止、生物生息の場、大気保全など多面的な機能をそれぞれ評価。合計で年間約5,500億円の経済価値を生み出しているという。なお、この結果に土壌の価値は含まれていない。
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