アニメ【推しの子】アクアに背中を押されたかながついに“まばゆい光”を放つ…SNS大興奮「天才役者“有馬かな”の再来！」

アニメ【推しの子】の第十九話(第2期第8話目)が8月21日に放送された。芸能界で生き残るため、使いやすい役者になることを選んだかなだったが、アクアに背中を押される。一方、演技を楽しいと感じるとパニック障害を起こしてしまうアクアが選んだ、唯一の方法が描かれる。

（以下、アニメ最新話までのネタバレを含みます）

◆かなが脇役に徹するようになったきっかけとは…

幼い頃憧れていたかなのような周りを食べてしまうような演技を引き出すため、舞台上で真正面から全力でぶつかるあかね。しかし、かなは一歩引いた演技に終始し、対決シーンは終わる。

出番が終わり一旦舞台袖にはけたかなは主演の姫川からも「さっきのシーン、ノるべきだったんじゃないのか」と言われるが、「みんなが好き勝手やってたら舞台はまとまんないでしょ」と使いやすい調整役としての役者論を語る。姫川はこのままだとあかねに食われてしまうと、あかねとのやり取りにアドリブを入れることを無理やり決める。そんな姫川が次に対峙（たいじ）するのは、刀鬼役のアクア。感情演技ができないアクアは、あえて感情を全く出さない冷たい演技で姫川の熱い演技との緩急を生む。

そして、姫川が宣言したアドリブのシーンに突入。しかし、かなの相手をするのは姫川ではなく、アクアだったのだ。演技経験が少ないアクアを引っ張ろうと頑張るかなだったが、アクアはアドリブ演技の“受け“をそつなくこなす。アクアの能力の高さに驚くかなは、調整役をアクアに任せ、自分が本当にやりたい”好き勝手“な演技をすることを決意する。

ここで、舞台上でのシーンから、かなの生い立ちについて語られる。芸能人になりたかったというかなの母は、その夢を娘に託した。かなの成功によって、憧れの芸能人と関わりを持てて、満足だったという。かなも芸能界の仕事を楽しんでいた。

しかし、かなの仕事が減ってからは、母親は荒んでいくようになる。業界人になりふり構わず営業をかけて現場を困らせ、かなにもつらく当たるようになった。そして、そんな母親に嫌気がさした父親は家庭の外に女性を作り、家を出ていった。「売れてる有馬かなが好き」な母親のために、五反田の「もう少し周りとうまくやらねえと、この業界長くやれねえぞ」という言葉を胸に、かなは誰もが使いやすい便利な役者になるべく、スポットライトの当たらない脇役の調整役というポジションに活路を見出したのだった。

◆ステージ上で輝きを取り戻したかな、一方アクアは修羅の道へ…

そして、再び物語は舞台の上へ。調整役はアクアに任せ、“好き勝手“な演技をすることを決意したかなは、のびのびと、スターのように自由に舞台上を暴れ回る。その様子を見ていた鏑木は「有馬かなはこういう演技で一世を風靡（ふうび）した」「今まで便利な役者だから使っていたけれど、枯れてなかったのか…」と驚愕（きょうがく）する。

その様子を眺めていたあかねは、絶頂期の頃のようなまばゆい光を放つかなを見て、「かなちゃん…かなちゃん…」とうわ言のようにつぶやき、目をハートにしてくぎ付けになるのだった。

SNS上では「天才役者“有馬かな”の再来！」「芝居を純粋に楽しむ姿に戻った有馬かなは無敵」「めっちゃ輝いててまぶしすぎた！」とかなの演技に魅了される声が上がった。

その後、『東京ブレイド』は、あかねが演じる鞘姫が斬られて絶命し、アクアが復しゅうの鬼となって姫川におそいかかるシーンに。物語は再び時を遡り、稽古期間のアクアの様子を描く。アクアは五反田から“”母親を殺された罪悪感”がアクアの演技に影を落としていると指摘されていた。五反田は演技を楽しめず、復しゅうするために芸能界に身を置くアクアを案じるが、アクアは「俺がどうなろうと、どうでもいい。アイの無念をはらすことだけが俺の生きる意味だ」と答えた。そんなアクアに五反田は「お前はもう、演技を楽しむな」「お前にとって演技は辛く、苦しいものであれ」とアドバイスしていた。

鞘姫の絶命シーンがトリガーとなり、アイの死を思い出したアクアは鬼の形相で姫川に斬りかかる。狂気的な演技を見せるアクアは「お前らを下して、俺はこの業界での評価を手にする」「俺にとって演じることは復しゅうだ」と、アイの仇（かたき）をとることを改めて決意するのだった。

SNS上では「ほんとにその道でいいのか…？」「ここ辛いけどアクアがかっこよすぎて大好き」「辛いよ…アクア」と、自ら進んで修羅の道を進むアクアに対する複雑な声が上がった。

【推しの子】第二十話（第2期第9話目）は8月28日（水）、TOKYO MXほかにて放送予定。

©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会